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夏の電気代というと、つい「エアコン、エアコン」と犯人扱いしがちですよね。でも、家の中には文句ひとつ言わず24時間365日はたらき続けている“働き者”がいます。そう、冷蔵庫です。ドアを閉めればスッと知らんぷりしていますが、実は電気代への影響はなかなかのもの。
「冷蔵庫の電気代なんて、そんなに変わらないでしょ?」——そう思っていた方こそ、この記事を読むと少しだけ庫内をのぞきたくなるはずです。
結論:冷蔵庫は「設定温度・置き方・詰め込み方」で年間数千円変わる
先に結論からお伝えします。冷蔵庫の節電は、むずかしい機械の操作ではなくちょっとした“置き方と使い方”の見直しが中心です。環境省・資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」の試算例をあわせると、設定温度・置き場所・詰め込み方を見直すだけで、年間およそ4,000円前後の節約が見込めます(条件により変わります)。
さらに、10年以上前の冷蔵庫を使っているなら「買い替え」も大きな節約になります。まずはお金のかからないワザから見ていきましょう。
なぜ冷蔵庫の電気代は見逃されやすいの?
理由はシンプルで、つけっぱなしが当たり前すぎて“使っている感覚”がないから。エアコンやドライヤーは「今、電気を使ってるな」と分かりますが、冷蔵庫は静かに動き続けるので意識にのぼりません。
けれど冷蔵庫は、家庭で使う電気の中でも大きな割合を占める家電のひとつ。24時間ずっと動いているからこそ、小さな見直しが1年で大きな差になります。エアコン代が気になる夏は、外気温が高くて冷蔵庫にとってもいちばんの“繁忙期”。今こそ見直しどきです。
ちなみに、夏の電気代そのものを下げるコツはこちらの記事(夏の電気代を節約する方法)にまとめています。あわせてどうぞ。
今日からできる、冷蔵庫の節電ワザ7つ
お金をかけずにできるものを、効果の大きい順に近い形で並べました。全部やる必要はありません。「できそうなものから」でOKです。
- 設定温度を季節に合わせる(夏でも「中」で足りることが多い):庫内の設定を「強」にしっぱなしにしていませんか?周囲温度22℃で「強」→「中」に変えると、年間およそ1,910円の節約という試算があります。
- 冷蔵室に詰め込みすぎない(目安は7割):食品を半分に減らした場合との比較で、年間およそ1,180円。冷気の通り道をつくってあげるイメージです。※ただし冷凍室は逆にぎっしり詰めたほうが、凍った食品どうしが保冷し合って効率的です。
- 壁からすこし離して置く:上や左右が壁にぴったりだと熱がこもります。片側だけ接する置き方との比較で年間およそ1,400円。数センチのすき間が効きます。
- 熱いものは冷ましてから入れる:あたたかい鍋をそのまま入れると、庫内を冷やし直すのに余計な電気を使います。
- ドアの開けっぱなしを減らす:開ける時間を20秒から10秒にした比較で年間およそ160円。金額は小さめですが、「何がどこにあるか」を決めておくと自然と早くなります。
- ドアパッキンの傷みをチェック:ゴムが劣化すると冷気がもれて効率ダウン。ドアに紙をはさんで軽く引き、スッと抜けるようならパッキンの点検サインです。
- 直射日光・コンロのそばを避ける/上に物を置かない:熱源のそばは冷蔵庫にとって過酷な環境。放熱の妨げにもなります。
(出典の目安:環境省・資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」等の試算例。周囲温度や機種により金額は変わります)
「コンセントを抜く」節電は冷蔵庫では絶対にやってはいけませんが、ほかの家電の待機電力は見直す価値があります。
【比較表】どのワザがどれくらい効く?年間節約額の目安
| 節電ワザ | 年間の節約額の目安 | 手軽さ |
|---|---|---|
| 設定温度を「強」→「中」に | 約1,910円 | ★★★ すぐできる |
| 壁からすこし離して置く | 約1,400円 | ★★ 置き直しが必要 |
| 冷蔵室に詰め込みすぎない | 約1,180円 | ★★★ 今日から |
| ドアの開閉を手早く | 約160円 | ★★★ 意識だけ |
※資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」等の試算例をもとにした目安です。組み合わせると年間4,000円以上になるケースもあります。
庫内温度をチェックすると「中」でも安心して下げられる
設定温度を下げるとき、多くの人が不安に思うのが「食品が傷まない?」という点。ここで役立つのが庫内温度を“見える化”できる冷蔵庫用の温度計です。冷蔵室はおおむね10℃以下、冷凍室はマイナス18℃以下が保存の目安。実際の温度を確かめられれば、「中」でもきちんと冷えていると安心して節電できます。
① ドリテック(dretec)デジタル温度計 O-451
※価格・レビューは執筆時点の情報です。最新の価格やレビューはリンク先でご確認ください。
10年以上前の冷蔵庫なら「買い替え」も大きな一手
使い方の工夫で数千円、というのが上のお話。もう一段大きいのが買い替えです。冷蔵庫の省エネ技術はこの10年で大きく進歩していて、10年以上前のモデルと最新の省エネ機種では、年間の電気代が数千円単位で変わることもあります。「まだ動くから」と使い続けている冷蔵庫が、実は毎年こっそりお金を食べているかもしれません。
買い替えを検討するときは、値段だけでなく「統一省エネラベル」の星の数や年間消費電力量もチェックを。本体が少し高くても、電気代で差が縮まることがあります。まとまった出費になるので、固定費全体の見直しとあわせて考えるのがおすすめです。
省エネ性能の高い冷蔵庫や、庫内を整える収納グッズは、ネット通販だとスペックやレビューを比べやすくて便利です。
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まとめ:冷蔵庫の節電は「今日できること」から
冷蔵庫の電気代を下げるポイントを、もう一度おさらいします。
- 設定温度は季節に合わせて(夏でも「中」で足りることが多い)——年間およそ1,910円の節約目安
- 冷蔵室は詰め込みすぎず7割に/冷凍室は逆にぎっしり
- 壁からすこし離し、熱いものは冷ましてから
- ドアの開閉は手早く、パッキンの傷みもチェック
- 10年以上前のモデルなら、統一省エネラベルを見ながら買い替えも検討
どれも「がまん」ではなく「ちょっとの工夫」。冷蔵庫は毎日はたらいてくれる大事な相棒なので、少しだけ環境を整えて、電気代もやさしくしてあげましょう。まずは今日、庫内の設定ダイヤルをのぞくところから始めてみてください。



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