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「うちの食費って、多いの?少ないの?」——スーパーのレシートを見ながら、ふと気になったことはありませんか?(そして深く考えるのをやめて、そっとレシートを財布にしまう……あるあるですよね)
他の家庭の食費は、なかなか聞けないもの。そこでこの記事では、総務省の公式データをもとにした「食費の平均額」と、自分の食費が使いすぎかどうかを見分ける“カンタンなチェック法”を、FP2級の視点でやさしく解説します。
結論:食費の平均は世帯人数でこれくらい
先に結論です。総務省「家計調査」(2024年)による、1か月あたりの食費の平均は次のとおりです。
- 単身世帯(1人暮らし):月およそ4万4千円
- 総世帯の平均:月およそ6万9千円
- 二人以上の世帯:月およそ8万5千円
ただし食費は、世帯人数・年齢・住む地域・外食の多さで大きく変わります。大事なのは「平均と比べて一喜一憂すること」ではなく、自分に合った適正額を知ることです。その目安になるのが、これから紹介する「エンゲル係数」です。
食費の平均はいくら?(総務省データで確認)
「昔より食費が高い気がする」——その感覚、気のせいではありません。総務省の家計調査(2024年)によると、消費支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数は28.3%。これは1981年以来、43年ぶりの高水準です。(※出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2024年平均」)
つまり、多くの家庭で「収入は増えないのに、食費の負担だけ重くなっている」状態。物価の値上げが続くなか、食費は家計のなかでもとくに気になる支出になっています。だからこそ、まずは自分の食費が「平均と比べてどのあたりか」を知っておくと安心です。
【早見表】世帯タイプ別・食費の目安
| 世帯タイプ | 1か月の食費の目安 | 年間の食費 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 単身世帯(1人) | 約4万4千円 | 約53万円 | 外食比率が高いと上がりやすい |
| 総世帯の平均 | 約6万9千円 | 約83万円 | すべての世帯をならした平均 |
| 二人以上の世帯 | 約8万5千円 | 約102万円 | 人数が増えるほど当然高くなる |
※総務省「家計調査(家計収支編)2024年平均」をもとに概算。二人以上世帯は消費支出30万243円×エンゲル係数28.3%で算出。年間は月額×12の概算です。
こうして見ると、二人以上の世帯では年間100万円前後を食費に使っている計算になります。だからこそ、少しの見直しでも年間で大きな差になりやすいのが食費なのです。
エンゲル係数で「使いすぎ」をチェックしてみよう
自分の食費が多いか少ないかは、金額だけでは判断できません(収入によって“適正”は変わるからです)。そこで使えるのがエンゲル係数。計算はカンタンです。
エンゲル係数(%)= 1か月の食費 ÷ 1か月の支出 × 100
たとえば、1か月の支出が25万円で食費が7万5千円なら、エンゲル係数は30%。目安として、全体平均の28%前後を大きく上回るなら「食費の見直し余地あり」のサインと考えるとよいでしょう。
- 20%台前半:やりくり上手ゾーン
- 28%前後:ほぼ平均どおり
- 30%以上:外食・中食が多いかも。一度見直しを
ただし、数字が高いこと自体が「悪」ではありません。食は毎日の楽しみでもあります。あくまで「なんとなく」を「見える化」する道具として使ってください。
平均より高かったら?見直しの入口3つ
「思ったより高かった……」という人も、あわてなくて大丈夫。食費は、次の3つの入口から無理なく見直せます。
- 買い方:まとめ買い+「空腹で買い物に行かない・メモを持つ」ルールでムダ買いを減らす
- 作り方:外食・デリバリーを週1回減らすだけでも、月数千円のダウン
- 保存の仕方:小分け冷凍で食材ロス(=お金の廃棄)をなくす
具体的なコツは、こちらの記事でくわしくまとめています。あわせてどうぞ。
→ 関連記事:食費を無理なく節約する7つの方法|続けられる買い物のコツ
また、ふるさと納税でお米やお肉の返礼品を選べば、実質2,000円の負担で食費そのものを浮かせることもできます。あわせて活用すると、食費のコントロールがぐっとラクになります。
まとめ買い・保存グッズは通販で価格を比べて
まとめ買いのお米・飲料・調味料や、冷凍保存容器・フリーザーバッグなどの保存グッズは、通販でまとめてそろえると価格を比べやすく、重い荷物を運ぶ手間もはぶけます。ポイントが貯まるショップを選べば、実質さらにおトクです。
※価格やラインナップは執筆時点の情報です。最新の情報はリンク先でご確認ください。
まとめ:平均を知って、わが家の“適正”を見つけよう
- 単身世帯の食費は月約4万4千円、二人以上の世帯は月約8万5千円が平均の目安
- エンゲル係数28.3%(2024年・43年ぶり高水準)。全体平均より大きく高ければ見直しのサイン
- 高かった人も、「買い方・作り方・保存」の3つの入口で、無理なく食費は下がる
平均は“ものさし”であって、正解ではありません。数字を知ったうえで、わが家にとって心地よい食費のバランスを見つけていきましょう。
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