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朝晩がぐっと冷えてきて、そろそろこたつを出そうかな…と考えている方も多いのではないでしょうか。でも同時に頭をよぎるのが「こたつって、電気代どれくらいかかるの?」という心配です。
ちなみに、こたつは一度入ると出られなくなる“人をダメにする家具”の代表選手。電気代より先に、リモコンを取りに行く気力が削られるのが本当のコストかもしれません。
この記事では、こたつの電気代が1時間・1か月でいくらかかるのかを、メーカーの公表値と資源エネルギー庁の省エネ情報をもとに、FP2級の視点でやさしく整理します。
先に結論:こたつの電気代は1時間あたり約2〜6円
細かい話の前に、答えを先にまとめます。
- こたつの電気代は1時間あたり「強」で約3〜6円、「弱」で約2〜3円が目安(メーカー公表値・1kWhあたり31円で計算)
- 1日5時間×30日使うと、「強」で月500〜800円台、「弱」で月200〜300円台
- 節約のコツは「上掛け+敷布団を足す」「強→中に下げる」の2つ。国の試算では、どちらも年間1,000円以上の差になる
- 部屋全体を暖めるエアコンやヒーターと組み合わせるなら、エアコンは控えめ・こたつで足元を暖めるのが基本
こたつは「狭い空間だけを暖める」から安い。熱を逃がさない工夫が、そのまま節約になります。
こたつの電気代は1時間・1か月でいくら?
こたつの電気代は、ヒーターの大きさと温度設定でかなり変わります。こたつのヒーターは、設定温度に達すると自動で切れたり入ったりをくり返すので、「消費電力(W)」の数字ほど電気を使い続けるわけではありません。そこで、メーカーが公表している「1時間あたりの標準消費電力量(Wh)」で見ていきます。
電気代の計算に使う単価は、家電の表示でよく使われる「1kWhあたり31円(税込)」(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)です。
| こたつの種類(例) | 1時間あたり(強) | 1時間あたり(弱) | 1日5時間×30日(強/弱) |
|---|---|---|---|
| 一般的な600Wヒーター(メトロ電気工業の取替ヒーター H600T) | 約180Wh・約5.6円 | 約70Wh・約2.2円 | 約840円/約330円 |
| 小さめの200Wヒーター(山善 80×80cmこたつ) | 約3.4円 | 約1.6円 | 約510円/約240円 |
| 参考:セラミックヒーター(1,200Wで運転した場合) | 約37.2円(1.2kWh×31円の計算値) | 約5,580円 | |
※こたつの数値はメーカー公表値(1kWhあたり31円で算出)。1か月の金額は当サイトでの計算です。室温・布団の厚さ・使う人数・契約プランで実際の電気代は変わります。
こうして並べると、こたつは暖房器具の中でもかなり電気代が安い部類だとわかります。月に数百円なら、こたつで丸くなる幸せとしては破格の安さです。
暖房器具ごとの電気代をもっと詳しく比べたい方は、セラミックヒーターの電気代の記事や電気毛布の電気代の記事もあわせてどうぞ。
節約ワザ①:こたつ布団に「上掛け」と「敷布団」を足す
いちばん手軽で効果が大きいのが、熱を逃がさないように布団を足すことです。資源エネルギー庁の省エネ情報では、こたつ布団だけの場合と比べて、上掛けと敷布団をあわせて使うと年間32.48kWhの節電になるとされています(1日5時間使用の場合)。
1kWhあたり31円で計算すると、年間で約1,010円の節約です。
- 上掛け(中掛け毛布):こたつ布団の上や内側に1枚重ねると、熱が上や横から逃げにくくなる
- 敷布団・ラグ:床が冷たいと、せっかくの熱が下から逃げていく。特にフローリングは効果大
- すき間をつくらない:布団のすそが床から浮いていると、そこから熱がどんどん出ていく
こたつの節約は「温度を上げる」より先に「すき間をふさぐ」。布団1枚で年間1,000円ほど変わります。
節約ワザ②:温度は「強」より「中」を基本にする
次に効くのが温度設定です。同じく資源エネルギー庁の情報では、温度調節を「強」から「中」に下げると年間48.95kWhの節電になるとされています(1日5時間使用の場合)。31円で計算すると年間で約1,520円です。
入った直後は「強」で一気に暖めて、暖まったら「中」や「弱」に下げる——このひと手間だけでOKです。足元が熱すぎて途中で足を出したり入れたりしているなら、それは「強」が強すぎるサインかもしれません。
- 入ってすぐは「強」→暖まったら「中」へ
- 使わないときは電源を切る(席を外すとき・寝る前)
- エアコンと一緒に使うなら、エアコンは控えめに(こたつで足元を暖めれば、エアコンの設定温度を下げやすい)
エアコン側の節約のコツは、エアコン暖房の電気代の記事で詳しくまとめています。
節約ワザ③:古いこたつ・ヒーターは「サイズ」と「安全」で見直す
こたつは長く使える家具ですが、部屋や人数に合わないサイズだと、ムダに大きいヒーターで暖めることになります。一人暮らしなら小さめのこたつ、家族なら長方形…と、使い方に合ったものを選ぶのが節約の近道です。
また、こたつは安全面の注意も大切です。製品評価技術基盤機構(NITE)は、こたつの中で洗濯物を乾かしたり、布団や座椅子がヒーター部分に触れたりすることによる火災事故に注意を呼びかけています。
- こたつの中で洗濯物を乾かさない
- 布団を中に押し込まない・ヒーターに物を触れさせない
- 電源コードを脚の下敷きにしない、折り曲げない
- 寝るとき・出かけるときは電源を切る
「こたつで寝落ち」は、電気代だけでなく体にも安全にもよくありません。寝る前にスイッチオフを習慣に。
熱を逃がさないこたつ用品の例
「布団を足す」「小さめのこたつにする」を実践したい方向けに、楽天市場の公式ストアで扱われている定番商品を2つ紹介します。
① 山善 フラットヒーターこたつテーブル(手元コントローラー付き)
② アイリスオーヤマ こたつ用 中掛け毛布(S・M・L)
※価格・レビューは執筆時点の情報です。最新の価格やレビューはリンク先でご確認ください。
他の商品とも比べたい方はこちら。
まとめ:こたつは「熱を逃がさない」だけで、もっと安くなる
- こたつの電気代は1時間あたり約2〜6円。1日5時間使っても月数百円が目安
- 上掛け+敷布団を足すと年間約1,010円、「強」→「中」で年間約1,520円の節約(資源エネルギー庁の試算を31円で換算)
- エアコンと併用するなら、エアコンは控えめ・こたつで足元が基本
- 洗濯物を中で乾かさない・寝る前に電源オフなど、安全の習慣もセットで
今年の冬は、こたつを出す日に「毛布を1枚足す」までをセットにしてみてください。それだけで、電気代も、こたつから出られない時間も、ちょっとだけ増やせます(後者は自己責任でお願いします)。
【参考】資源エネルギー庁「省エネポータルサイト(家庭でできる省エネ)」/全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問(電力料金の目安単価)」/製品評価技術基盤機構(NITE)こたつ・暖房器具の事故に関する注意喚起/各メーカー公表の製品仕様(執筆時点)




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