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「副業でちょっと稼いだけど、これって確定申告いるの…?」――そう思いながら、通帳をそっと閉じた経験、ありませんか?(はい、見なかったことにしてもお金は逃げてくれません)
副業の税金は「なんとなく難しそう」で後回しにされがちですが、実は覚えるべきラインは”たった1本”。そこさえ押さえれば、あとはそんなに怖くありません。この記事では、FP2級の視点で副業の確定申告が「いくらから」必要なのかを、初心者向けにやさしく整理します。
結論:副業は「所得20万円」が分かれ道
先に答えだけ言ってしまいます。会社員などの給与所得者が副業をしている場合――
- 副業の所得が年間20万円を超える → 所得税の確定申告が必要
- 20万円以下 → 所得税の確定申告は原則不要。ただし住民税の申告は必要
この「20万円ルール」は、2026年の税制でも変更はありません。まずはこの1本のラインを覚えておけばOKです。
※ここで言う「20万円」は売上(収入)ではなく、収入から経費を引いた「所得」のこと。たとえば副業の売上が30万円でも、経費が12万円なら所得は18万円なので、確定申告の対象外になります。
意外な落とし穴:「20万円以下なら何もしなくていい」はウソ
ここが一番のひっかけポイントです。「20万円以下だからセーフ!」と完全に油断してしまう人がいますが、それは半分だけ正解。
所得税の確定申告には「20万円以下なら不要」という特例がありますが、住民税にはその特例がありません。つまり副業の所得が1円でもあれば、本来はお住まいの市区町村に住民税の申告が必要です。
「バレなきゃいいや」は危険信号。申告漏れがあると、後から延滞金が上乗せされることもあります(住民税の延滞金は最大で年14.6%にもなります)。たかが副業、されど税金。サボると地味に高くつきます。
なお、確定申告をすれば、その内容が税務署から市区町村に自動で連携されるため、別途の住民税申告は不要になります。「どっちもやるの面倒…」という人は、確定申告にまとめてしまうのが結局ラクです。
確定申告には2種類ある:白色と青色のちがい
「確定申告が必要」となった場合、申告のしかたには白色申告と青色申告の2つがあります。ざっくりの違いはこちら。
| 白色申告 | 青色申告 | |
|---|---|---|
| 事前の届出 | 不要 | 必要(開業届+青色申告承認申請書) |
| 帳簿のつけ方 | かんたんな記帳 | 複式簿記(やや本格的) |
| 特別控除 | なし | 最大65万円の控除 |
| 向いている人 | とりあえず始めたい人 | 副業を事業として伸ばす人 |
青色申告には最大65万円の「青色申告特別控除」という大きなメリットがあります。これは、もうけ(所得)から最大65万円を差し引いて税金を計算できるという、かなりオトクな仕組みです。
ただし65万円の控除を受けるには、①複式簿記で帳簿をつける ②e-Tax(電子申告)で申告するなどの条件があります。さらに注意したいのが、青色申告ができるのは原則「事業所得」がある人だということ。帳簿をきちんと保存していない副業は、税務上「雑所得」とみなされ、青色申告特別控除が使えないことがあります。「とりあえず複式簿記、と言われても無理…」という声が聞こえてきそうですね。
面倒な帳簿づけは「会計ソフト」に任せるのが正解
ここまで読んで「複式簿記とか、もう無理…」と思った方、安心してください。今どきは手計算で帳簿をつける人のほうが少数派です。
銀行口座やクレジットカードを連携しておくと、取引データが自動で取り込まれ、複式簿記の帳簿も自動で作ってくれるのが「クラウド会計ソフト」。質問に答えていくだけで確定申告の書類が完成し、そのままe-Tax提出までできるサービスもあります。65万円控除のハードルが、ぐっと下がります。
代表的なサービスのひとつがマネーフォワード クラウド確定申告。簿記の知識がなくても、画面の案内に沿って入力するだけで申告書ができあがるので、「数字アレルギー」の副業ビギナーにこそ向いています。まずは無料で試して、自分に合うか確かめてみるのがおすすめです。
今からやっておくと、来年の自分がラクになる3つのこと
確定申告の期間は原則として翌年の2月16日〜3月15日。まだ先…と思うかもしれませんが、準備は早いほどラクです。今のうちにこの3つだけ。
- 副業用の口座とクレジットカードを分ける:プライベートと混ざると、後から仕分けるのが地獄です。副業のお金の出入りが一目で分かるようになります。
- レシート・領収書を月ごとに保管:経費になりそうなものは、とりあえず封筒やアプリにポイポイ。経費が増えれば、その分もうけ(所得)が減って税金も軽くなります。
- 会計ソフトに口座・カードを連携しておく:日々の取引が自動で記録されるので、確定申告シーズンに泣かずにすみます。
副業用のカードをまだ持っていない人は、クレジットカードの選び方もあわせてチェックしてみてください。また、副業で増えたお金をしっかり残したい人は先取り貯金の仕組みを使うと、気づいたらお金が貯まる状態を作れます。
まとめ:副業の税金は「20万円ライン」と「住民税」だけ覚えればOK
- 給与所得者の副業は、所得20万円超で確定申告が必要(2026年も変更なし)
- 20万円以下でも住民税の申告は必要。放置すると延滞金のリスク
- 申告には白色と青色があり、青色なら最大65万円の特別控除(条件あり)
- 面倒な帳簿づけはクラウド会計ソフトに任せるのが今どきの正解
難しそうに見える副業の確定申告も、仕組みさえ分かれば「思ったより普通の作業」です。早めに会計ソフトを準備して、来年の自分を助けてあげましょう。
※税制や各種ルールは改正される場合があります。具体的な申告の判断は、最新の国税庁・お住まいの市区町村の情報や、税理士など専門家にご確認ください。


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