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「使っていない家電のコンセント、抜いた方がいいって聞くけど…正直めんどくさい」。そう思って、テレビの裏のコンセントを一度抜いてはみたものの、翌日には元通り——という経験、ありませんか?(わが家では“抜く担当”が3日で自然消滅しました。)
実はこの「待機電力」、コツコツ積み上がると家庭の電気代の意外な割合を占めています。でも、すべてのコンセントを抜く必要はありません。効果が大きい家電だけをねらい撃ちすれば、ムリなく電気代を下げられます。
この記事では、宅建士・FP2級の私が、待機電力の正体・コンセントを抜く効果がある家電/ない家電・抜くより楽な「節電タップ」の選び方を、やさしく整理します。
結論:待機電力カットは「大物3〜4個」に絞ればOK
先に結論です。待機電力を減らすなら、次の順番で考えると失敗しません。
- ① まず“大物”をねらう:テレビまわり・パソコン周辺機器・使っていない給湯リモコンなど、待機電力が大きいものから。
- ② 抜くのが面倒なら「節電タップ」:スイッチ付きの電源タップで、抜き差しせずにパチッとオフ。
- ③ 抜いてはいけない家電は触らない:冷蔵庫・録画中のレコーダー・Wi-Fiルーターなどは対象外。
待機電力は家庭の年間消費電力量の約5.1%、金額にして年間およそ6,000円前後(資源エネルギー庁の省エネ性能カタログの試算)。塵も積もれば、です。
そもそも待機電力とは?電気代の“何割”を占める?
待機電力とは、電源を切っている(ように見える)のに、コンセントにつないでいるだけで消費している電力のことです。リモコンの信号待ち・時計表示・タイマーやメモリー保持などのために、こっそり流れ続けています。
資源エネルギー庁の資料によると、1世帯あたりの待機時消費電力量は年間およそ228kWhで、これは家庭全体の消費電力量の約5.1%にあたります。電気料金にすると年間およそ6,000円前後。1か月あたり500円ほどが、何もしなくても静かに出ていっている計算です。
「たった5%」と思うか、「年6,000円も!」と思うかは人それぞれ。ただ、ボタン一つで減らせる支出としては、なかなか優秀な節約ポイントです。
コンセントを抜く効果が「ある家電」「ない家電」
ここが一番大事なところ。やみくもに全部抜くのは非効率で、しかも危険な家電もあります。ざっくり次のように分けて考えましょう。
| タイプ | 代表例 | コンセントを抜く? |
|---|---|---|
| 抜く効果が大きい | テレビ+周辺機器、パソコン・プリンター、使っていない給湯リモコン、長期間使わない季節家電 | ◎ 積極的に |
| 抜いてもよいが手間相応 | 電子レンジ、トースター、充電器(スマホ・電動歯ブラシ) | ○ 気になれば |
| 抜かない方がよい | 冷蔵庫、録画予約中のレコーダー、Wi-Fiルーター、温水洗浄便座(真冬) | × そのままで |
冷蔵庫は抜くと中身が傷むうえ、再稼働時にかえって電力を食うので絶対にそのまま。レコーダーは予約録画が飛びます。Wi-Fiルーターも、抜くたびに再接続でストレスがたまるので現実的ではありません。ねらうのは「テレビまわり」と「使っていない機器」——ここだけで十分に効果が出ます。
ちなみに、冷蔵庫やエアコンそのものの電気代を下げたい方は、冷蔵庫の電気代を下げる7つの節電ワザやエアコン冷房を安くする8つのコツもあわせてどうぞ。
抜くのが面倒なら「節電タップ」が正解
「コンセントを抜くのが正解なのは分かった。でも、家具の裏に手を伸ばすのが面倒…」。その気持ち、よく分かります。そこで登場するのがスイッチ付きの電源タップ(節電タップ)です。
差しっぱなしのまま、スイッチをパチッと切るだけで待機電力をカットできます。抜き差しでコンセントの根元が傷む心配もなく、続けやすいのが最大のメリット。選ぶときは次の3点を見ておくと失敗しません。
- 個別スイッチ付き:差し込み口ごとにオン・オフできると、切りたいものだけ切れて便利。
- 雷ガード・トラッキング防止:安全機能があるものだと安心。ホコリによる発火(トラッキング現象)対策にも。
- 差込口の数と配置:テレビまわりは4〜6口、間隔にゆとりがあるとACアダプターも挿しやすい。
価格は1,000円台からと手ごろで、年6,000円の待機電力を少し削るだけでもすぐに元が取れる価格帯です。まずはテレビの裏など「配線が集中している場所」に1つ導入してみるのがおすすめ。
※価格・在庫は執筆時点の目安です。最新の価格やレビューはリンク先でご確認ください。
無理なく続ける待機電力カット3つのコツ
節約は「続けられるかどうか」がすべて。がんばりすぎず、仕組みで減らしましょう。
- ① “ついで動線”に組み込む:寝る前・外出前に、テレビ裏の節電タップを1回パチッ。歯磨きと同じ「習慣」にすると続きます。
- ② 季節家電は使い終わりに抜く:扇風機・こたつ・加湿器などは、しまうときにコンセントも一緒に。LED電球への交換などと合わせると効果が積み上がります。
- ③ 抜けない家電は追わない:冷蔵庫やルーターまで気にすると疲れて挫折。大物だけ、ゆるくが長続きのコツです。
窓からの熱の出入りが気になる季節は、窓の暑さ・寒さ対策も合わせると、冷暖房費までまとめて下がります。
まとめ:待機電力は「大物+節電タップ」でラクに削る
- 待機電力は家庭の電気代の約5.1%=年間およそ6,000円前後。
- 抜くべきはテレビまわり・使っていない機器。冷蔵庫・ルーター・録画中の機器は抜かない。
- 面倒なら個別スイッチ付きの節電タップ。1,000円台からで、すぐ元が取れる。
- コツは「大物だけ・ついで動線・追いすぎない」。ムリなく続けるのが一番の節約。
他のお店とも比べたい方は、Yahoo!ショッピングでも探せます。
今日、テレビの裏に1つ置くだけ。小さな一歩ですが、1年後の電気代でちゃんと差が出ますよ。


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