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「今年こそ確定申告ソフトを使おう」と思って検索したら、freee、マネーフォワード、弥生……と候補が並び、比較記事を5本読んだところで夕飯の時間になった。そんな経験はありませんか?
どれも有名なので、正直「どれを選んでも申告書は作れる」のですが、料金・消費税申告ができるか・サポートの手厚さには、はっきりした違いがあります。この記事では、主な3社のクラウド確定申告ソフトを、FP2級の視点で「選び方の軸」から整理します。
結論:確定申告ソフトは「3つの質問」で選べば迷わない
先に結論です。次の3つの質問に答えるだけで、候補はほぼ1つか2つに絞れます。
- インボイス登録をしていて、消費税の申告が必要? → 必要なら「消費税申告ができるプラン」を選ぶ
- 操作で困ったとき、電話やチャットで聞きたい? → 聞きたいなら「サポート付きプラン」を選ぶ
- 1年目だけでなく、2年目以降の料金も納得できる? → 「初年度無料」に飛びつく前に、更新後の金額を見る
いちばん安いプランが自分に合うとは限りません。特に「消費税申告」はプランによってできない場合があるので要注意です。
なお、そもそも白色と青色のどちらで申告するかがまだ決まっていない方は、先に白色申告と青色申告はどっちがいい?を読んでおくと、ソフト選びがスムーズです。
帳簿づけや申告書づくりに不安がある方は、初年度無料で始められるやよいの青色申告 オンラインのような会計ソフトを使うと、仕訳から申告書の作成までまとめて進められます。
主な3社の料金とプランを比較(2026年10月時点)
各社の公式サイトに載っている、個人事業主向けプランの料金をまとめました。金額はすべて税抜です。
| ソフト・プラン | 年払い(税抜) | 月払い(税抜) | 消費税申告 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ |
10,800円/年 (月900円) |
1,280円/月 | × | 消費税の申告がない副業・小規模の人 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル |
15,360円/年 (月1,280円) |
1,680円/月 | ○ | インボイス登録済みの人 |
| freee会計 スターター |
11,760円/年 (月980円) |
1,780円/月 | × | 確定申告だけできればいい人 |
| freee会計 スタンダード |
23,760円/年 (月1,980円) |
2,980円/月 | ○ | 消費税申告も、経理の効率化もしたい人 |
| やよいの青色申告 オンライン セルフ |
初年度0円 → 次年度から11,800円/年 |
- | ○ | サポートなしで、まず無料で始めたい人 |
| やよいの青色申告 オンライン ベーシック |
初年度0円 → 次年度から22,800円/年 |
- | ○ | 電話などで操作を聞きながら進めたい人 |
※各社公式サイトの料金ページをもとに作成(2026年10月10日確認)。弥生の初年度0円は「2027年3月15日までのお申し込み分」が対象のキャンペーンです。マネーフォワードは公式サイトで「2026年12月に料金体系の一部改定を予定」と案内しています。最新の料金・条件は必ず公式サイトでご確認ください。
表を見ると分かるとおり、同じ会社でも「安いプランは消費税申告ができない」というパターンがあります(マネーフォワードのパーソナルミニ、freeeのスターター)。一方、弥生はどのプランでもすべての機能が使え、違いはサポートの内容です。
選び方のポイント①:インボイス登録をしているかどうか
副業やフリーランスでインボイス(適格請求書発行事業者)の登録をしている人は、所得税の確定申告に加えて、消費税の申告も必要になります。
ここで「安いから」とマネーフォワードのパーソナルミニやfreeeのスターターを選ぶと、いざ申告の時期に「消費税の申告書が作れない!」とプラン変更をすることになりがちです。3月に慌てるのは、確定申告あるあるの中でも上位の悲劇です。
インボイス登録をしているなら、最初から「消費税申告ができるプラン」を選ぶのが結局いちばん安上がりです。
そもそもインボイス登録が必要かどうか迷っている方は、副業でインボイス登録は必要?“しない”判断の3つの基準もあわせてどうぞ。
選び方のポイント②:サポートと「2年目以降の料金」
確定申告ソフトは、機能そのものより「困ったときに聞けるか」で満足度が大きく変わります。初めての方ほど、勘定科目の選び方や操作で手が止まりやすいからです。
- マネーフォワード:パーソナルミニ・パーソナルはメール/チャットサポート(操作方法)。電話サポートは年払いのみのパーソナルプラスプラン(月2,980円・税抜)
- freee:スターター・スタンダードはチャット・メールサポート。電話サポートはプレミアムプラン(年39,800円・税抜)
- 弥生:セルフはWebFAQのみ。ベーシックから電話・メール・チャットで操作質問ができる
また、弥生の「初年度0円」はとても魅力的ですが、2年目からはベーシックで年22,800円(税抜)になります。申し込みには、自動更新のための口座振替またはクレジットカードの登録が必要で、公式サイトによると次年度の更新前に案内メールが届き、契約終了月の前月末日までならキャンセルできるそうです。
「1年目の安さ」ではなく「2年目以降も払い続けられるか」で比べると、選んだあとに後悔しにくくなります。
選び方のポイント③:銀行・カードの自動取り込みを活かせるか
3社とも、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込む機能があります。ここを使うかどうかで、手入力の量がまるで変わります。
コツは、事業用の口座とカードを1つずつに決めて、ソフトにつないでおくこと。プライベートの支払いと混ざっていると、取り込んだ明細を1件ずつ「これは仕事?私用?」と仕分けることになり、自動化のありがたみが半減します。
取り込んだ取引にどの勘定科目を付ければいいか迷ったときは、個人事業主の勘定科目はどう選ぶ?が役に立ちます。
さらに、令和9年分(2027年分)からは青色申告特別控除の仕組みが変わり、「優良な電子帳簿」などの要件を満たすと最大75万円の控除になります(詳しくは青色申告の65万円控除が“75万円”にで解説しています)。ソフトを選ぶときは、各社の公式サイトでこの新しい控除の要件に対応しているかも確認しておくと安心です。
10月のうちにソフトを決めておくと、3月がラクになる理由
確定申告の期限は翌年の3月15日ですが、本当に大変なのは申告書づくりではなく、1年分の取引の入力です。12月の大掃除と一緒に1年分のレシートを発掘する……という年末は、できれば避けたいところ。
- 今のうちに口座・カードをつないでおけば、10〜12月分は自動で取り込まれる
- 1〜9月分も、明細を取得できる範囲で取り込めることが多い(取得できる期間は金融機関やソフトによって異なります)
- マネーフォワードには1か月の無料トライアル(有料プランへの自動移行なし)があり、使い勝手を先に試せる
ソフト選びは「年明け」より「秋」がおすすめ。入力をコツコツ進めておけば、2月・3月の自分に感謝されます。
3社とも無料で登録・お試しができるので、気になるソフトを1〜2つ実際に触ってみて、画面が「自分にとって分かりやすいか」で決めるのも立派な選び方です。
まずは料金が分かりやすく、1か月無料で試せるマネーフォワード クラウド確定申告から見てみたい方はこちらからどうぞ。
まとめ:確定申告ソフトは「消費税・サポート・2年目の料金」で選ぶ
- 主な3社(マネーフォワード・freee・弥生)は、どれを選んでも確定申告書の作成と電子申告ができる
- インボイス登録済みなら、消費税申告ができるプランを最初から選ぶ(MFのパーソナルミニ・freeeのスターターは不可)
- 操作に不安があるならサポート付きプランを。電話サポートはプランによって有無が分かれる
- 弥生の初年度0円は魅力だが、2年目以降の料金も確認してから申し込む
- 10月のうちに口座・カードをつないでおけば、年末と3月がぐっとラクになる
料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に必ず各社の公式サイトで最新の内容を確認してくださいね。
「自分の場合はどうなんだろう」という方は、宅建士・FP2級の私が ココナラのホームページ制作 で、開業まわりのご相談もあわせてお受けしています。気になる方はぜひ。


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